真っ直ぐ伸びた桧14m。100年生!
新居浜太鼓祭りのかき棒になります(^^)
大工さんが、四角、八角、十六角、三十二角と、角が取れるまで手作業で見事な円形に加工していきます!
原木は根元が太く先端が細いのですが、型に当てながら真ん中から両端にだんだん細く仕上げていくのです。
さて、そこで木材の深~い話♪
年輪の芯の赤い所を『赤身』、外側の白い所を『白太』と言います。
木は芯より外側に年輪を重ねて大きくなるので、外側にいくほど若いという事です!
若い白太は水分を通し、柔軟です!
時間が経った赤身は水分を通さず硬くなり、樹脂成分が溜まっていきます。
また、木の年輪は、根元も先端も同じ数あるので、両端を同じ太さに仕上げたかき棒は、年輪が多い方と少ない方、赤身の多い方と少ない方になります。
重さ約3トンもの太鼓台を4本のかき棒で担ぎあげるには、硬く丈夫な部分と、柔軟でしなる部分を正面や後方に工夫して使用するという事でしょう(^^)